「世界の宝だ」「素晴らしい祭りに」－。「高岡御車山祭の御車山行事」が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産の仲間入りを果たすことが決まった１日、伝統を継承し、登録を待ち望んできた高岡、山町の地元では祝賀セレモニーが行われ、郷土が誇る文化を守り、伝えることを誓いあいました。
１９５４年の発足以来、伝統を受け継ぎ、工芸技術の粋を集めた山車（やま）の維持に力を注いできた保存会。セレモニーでは、田井会長から「高岡、富山、日本の財産として永遠に続くように努力したい」との決意の表明があり、私からは「御車山の歴史文化がついに世界に認められた。魅力を広くアピールしたい」と、お祝いを申し上げました。２人でくす玉のひもを引くと「祝 ユネスコ無形文化遺産登録」と記された垂れ幕が降り、拍手が起こりました。
