活動日誌

2015年を振り返って

2016-01-01

2015年を振り返って

2015年(平成27年)もあと、残すところわずかとなりました。

今年、高岡市は大きな節目を迎えました。

「北廻り新幹線」構想以来、半世紀、多くの先人達がご苦労を積み重ねてこられた成果として、市民念願の北陸新幹線(金沢開業)が、ついに実現しました。3月14日、新高岡駅に滑り込んできた「かがやき」を迎えた感激は忘れることができません。市内各地のスポットには、昨年に比べて、2割、3割、多いところは7割、8割の増の多くの人々が訪れておいでです。

また、11月1日には、旧高岡市、旧福岡町が合併、新高岡市が誕生して10周年の記念式典が挙行されました。10年という最初の大きな区切りの年に、新しい市民の歌「ふるさと高岡」(作詞:林真理子、作曲:三枝成彰)が披露されました。「これほど美しい町に出会ったか」と旅する人に問いかけるこの歌は、高岡を代表する風物や人の営みを誇らかに歌い上げ、市民の愛唱歌として、これからの市民一体感のシンボルになるものと確信します。

さて、新幹線開業に伴う「開業効果」を定着させ、地域の活性化に結びつけることが開業後の課題です。このため、4月には山町筋に御車山会館、12月には美術館内に藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーが、それぞれ高岡市の新しい観光拠点としてデビューしました。

また、「加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡~人・技・心~」という高岡のありようが、世界に誇る日本の歴史・文化を代表するものとして、第一弾の「日本遺産」に認定されました。これを機に、歴史都市・高岡、文化創造都市・高岡の魅力を世界に発信してまいります。

ポスト新幹線のまちづくり、人口減少など構造的な課題を見据えた「未来高岡」創造への総合的な戦略の展開をはじめ、高岡が将来に向けて活力ある「元気なふるさと」であるため、課題は山積みです。市民のエネルギーを結集して、高岡の新たなステージへ果敢に挑戦することを肝に銘じた次第です。

なすべき事を成し遂げ、せめて除夜の鐘の音に耳を傾け、穏やかな心で来る年を思う、そんな年暮れを過ごしたいと思います。

皆さん、よい年をお迎えください。