奈良・法隆寺の「釈迦三尊像」、この門外不出と言われる国宝を、高岡銅器と井波彫刻の技術を生かして復元しよういうプロジェクトがいよいよ姿を見せました。精密な３次元データを基に作られた原型から、釈迦三尊像と同じ成分の素材、同じ質感で「釈迦三尊像」のいわばクローンが再現され、ウイング・ウイング高岡で公開されました。
この三尊像は、28年度に東京藝術大学で仕上げを施し、身近な「国宝釈迦三尊像」としてお披露目されることになります。
今後は、日本文化のシンボルとして海外などでも広く展示、活用するとともに、1400年を超える国宝が、今、目の前に再現され、伝統地場産業の技術の高さを世界にアピールして、「文化財修復ビジネス」に結びつけることが期待できます。
