高志の国文学館の企画展「歌人大伴家持―現代と響き合う詩心(ししん)」が始まり、奈良時代に越中国司を務めた大伴家持が詠んだ歌の魅力を探る資料や絵画など121点が並びました。
富山県が家持生誕1300年事業として開催する展覧会の第2弾で、行政官として活躍した家持に焦点を当てた前回に対し、今回は歌人の姿を主題とします。
家持の歌を記した鎌倉時代制作とみられる新収蔵の断簡や、作家の浅田次郎氏や作曲家の新井満氏ら著名人10人がそれぞれ選んだ家持の歌を紹介したパネルなども注目を集めました。4月18日に資料の一部を入れ替え、展示は5月21日までです。