活動日誌

高岡銅器展示会オープニングセレモニー

2019-04-04

明治期に高岡銅器の作品づくりの設計図として使われた下絵を紹介する展覧会「甦(よみが)るべき明治~維新を支えた下絵の世界~」が、東京・大手町の大手町プレイスで開幕しました。東京芸大社会連携センター特任教授で高岡市の魅力発信アドバイザーを務める伊東順二氏の発案で企画し、高岡市も協力しました。
当時、「殖産興業」の合い言葉の下、国内の地域産業振興と輸出産業の育成が最重要課題でした。このため、政府では全国の工芸産地に、高岡においては、銅器産業界のデザイン力向上のため、多くの下絵(工芸品製作の設計図)を提供しました。今回の展覧会では、これら明治期の下絵類のうち、当市博物館に所蔵されているものを公開するとともに、下絵という2Dから革新的な美術工芸作品を生み出した明治期の銅器製作技術をなぞりつつ、現代の3D技術等を活用し立体化し、高岡市内の銅器事業者が連携して再現に挑戦した再現モデルが展示されています。当時の明治政府が国運をかけて開催した内国勧業博覧会で、高岡銅器で認められ、内務郷大久保利通の名で受けた賞の推薦状や東京芸術大学が下絵を再現した作品も飾られています。

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