国土交通省北陸地方整備局はじめ、国、県や県内自治体の関係者による庄川・小矢部川総合水防演習が、同市出来田地先の庄川左岸で実施され、見学を含め９３団体約２３００人が参加しました。庄川地区では２０年ぶりの開催となり、大規模な氾濫を想定した実践的な訓練を通して、地域を挙げた災害対応能力の向上を図りました。昨年の西日本豪雨で住民避難が遅れたことなど最近の災害時の教訓を踏まえ、大雨時の防災気象情報を５段階の警戒レベルに区分し、事態の進行に即応じた大規模な訓練となりました。地域住民のみなさんにも参加頂き、高岡市全域と周辺地域で携帯電話への緊急速報メールの配信による情報伝達、避難、さらには、炊き出しや救護所の開設など、水害想定の一貫した総合的な訓練として、今後の水防、防災対策の大きな力となりました。
